![]() | 枢密院議長の日記 (講談社現代新書 1911) (2007/10/19) 佐野 眞一 商品詳細を見る |
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宮中某重大事件
(2)評価(最低1点から最高5点までの5段階)
・読みやすさ 4点
・内容充実度 5点
・難読資料の解体度 5点
(3)一言コメント
口絵から分かるとおり読みづらい文字で膨大な長さの日記を、一部とはいえよく解読してテーマごとにまとめている。文体といい、日記という形式といい、資料としては難読きわまるものを、ここまで読みやすくまとめる手法は見事。
(4)珠玉の一節
倉富は司法官僚とし、また宮内官僚として位人臣をきわめた。その倉富の日記が、国会図書館の憲政資料室に所蔵されている。
日記の巻数は小型の手帳、大学ノート、便箋、半紙など二百九十七冊を数え、執筆期間は大正八年一月一日から昭和十九年十二月三十一日まで、二十六年におよぶ。平均すると、ちょうどひと月にノート一冊分のペースで書き綴った計算である。
初期の大正八〜十年は大半が手帳に記され、大正十一年以後は、ほとんどが大学ノートにペン書きで記されている。
一日あたりの執筆量は、多いときには四百字詰め原稿用紙にして五十枚を超えるときもある。まずは世界最大最長級の日記といってもいいだろう。
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