HIP図書室

 HIPとは、Hokkaido Independence Projectの略で、その名の通り北海道の独立を目指すブログである。  ここでは本家ブログであるHIP(北海道独立計画)の中で取り上げた本をまとめて紹介する。

隆慶一郎『一夢庵風流記』

一夢庵風流記 (集英社文庫)一夢庵風流記 (集英社文庫)
(1992/12)
隆 慶一郎

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 未検出

(2)評価(最低1点から最高5点までの5段階)
・読みやすさ   4点
・内容充実度  4点
・人物描写力  5点

(3)一言コメント
 パチンコ「花の慶次」の元となったマンガ『花の慶次』の、さらに原作。マンガより登場人物に無名の人物が多いが、そのことで却ってリアリティが増している。

(4)珠玉の一節
 私はこの『辛苦(たしな)みつつ降(くだ)りき』という言葉が好きだ。学者はここに人間のために苦悩する神、堕ちた神の姿を見るが、私は単に一箇の真の男の姿を見る。それで満足である。『辛苦みつつ降』ることもできない奴が、何が男かと思う。

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石渡嶺司『最高学府はバカだらけ』

最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318)最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318)
(2007/09)
石渡 嶺司

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新書作家はバカだらけ?

(2)評価(最低1点から最高5点までの5段階)
・読みやすさ    5点
・内容充実度    4点
・ユーモアセンス 5点

(3)一言コメント
 最近の新書ブームで全体のレベルが落ちているため、あまり期待していなかったが、視野が広く情報が丁寧で読みやすくかつ面白かった。本文をネタ風にまとめる「第○章のまとめ」のコーナーは秀逸。

(4)珠玉の一節
◆バカ学生は面接官の素朴な疑問を圧迫面接だと思い込み、2ちゃんねるに悪口を書きます。

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海堂尊『チーム・バチスタの栄光』(下)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))
(2007/11/10)
海堂 尊

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 未検出

(2)評価(最低1点から最高5点までの5段階)
・読みやすさ           3点
・内容充実度           5点
・トリックに対する作者の自信 5点

(3)一言コメント
 ロジカル・モンスターこと白鳥調査官の登場から、キャラクター付けが変化する。巻冒頭で白鳥調査官に手法を解説させてなお、ミステリーの本丸を残しておける自信が感じられる。

(4)珠玉の一節
「そう言っていただけて嬉しいです。けれどもそんな数字は、もうどうでもいいんです。数字で人は救えません。失われた命を前にしたら、数字なんて何の意味も持たないのです」
 俺は、桐生がそう答えるだろうということを知っていた。そして今、桐生に伝えなければならない言葉が俺の目の前にある。
「おっしゃる通りです。でも数字にも意味はあります。それは一人の外科医の航跡。未来の外科医が目指す、輝ける銀嶺への道標なんです」

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海堂尊『チーム・バチスタの栄光』(上)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)
(2007/11/10)
海堂 尊

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映画「チーム・バチスタの栄光」で妄想する

(2)評価(最低1点から最高5点までの5段階)
・読みやすさ     3点
・内容充実度     4点
・地盤固めの手堅さ 5点

(3)一言コメント
 物語の地盤をなす上巻。一見地味だが、読み込む価値があるのは下巻よりもこちら。

(4)珠玉の一節
 俺は留蔵さんの言葉を聞き遂げただけだ。沈黙も含めてすべて。人の話に本気で耳を傾ければ問題は解決する。そして本気で聞くためには黙ることが必要だ。
 大切なことはそれだけだ。但しそれは、人が思っているよりもずっと難しい技術ではあるのだが。

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池波正太郎『真田太平記(十二)雲の峰』

真田太平記〈第12巻〉雲の峰 (新潮文庫)真田太平記〈第12巻〉雲の峰 (新潮文庫)
(1988/02)
池波 正太郎

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(2)評価(最低1点から最高5点までの5段階)
・読みやすさ  3点
・内容充実度  2点
・祭りのあと度 5点

(3)一言コメント
 大坂の陣の戦後処理を描く最終巻。次々と人が死んでいく中で、真田信之が93歳の長命を保つことに驚き。

(4)珠玉の一節
「それにしても、恐ろしいことよ」
と、矢沢頼康が、
「のう、土佐殿。むかしの関ヶ原の恨みが、今の将軍家に、今だ根強く残っていようとは、な」
「さよう」
 うなずいた木村土佐守が、
「これよりも、油断はならぬ」
 われとわが身へ、いいきかせるようにつぶやいた。

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